DCコミックスのヒロイン的存在として知られる”ワンダーウーマン”。
ワンダーなウーマンということですが、一体何がワンダーなのかさっぱりわからないところです。
鎧のようなスーツに盾、投げ縄をひっさげていますが、ワンダー?な技を繰り出すのでしょうか。
考えるほどにこちらの頭の中がますますワンダーな気分になってしまいそう。
そこで今回はワンダーと呼ばれている理由や、彼女の持つ強さ・弱さについてまとめてみました。
どうしてワンダーなのか?
ワンダーウーマンは本名、”ダイアナ・オブ・セミッシラ”でアマゾン族の女王。
通称、ワンダーウーマンと呼ばれているわけですが、ワンダーとは一体何なのでしょうか。
それにはしっかりとした言われがあったのです。
実はワンダーウーマンの名前は、スプリーマ(SUPREMA)となる予定でした。
それがスーパーマン(SUPERMAN)の綴りと紛らわしいことから変更。
引用:https://66.media.tumblr.com/
スーパーに近いニュアンスとして”驚異”の意味を持つワンダーな女性、ワンダーウーマンが誕生したのです。
では彼女の強さを表すのは、どういったものがあるのでしょうか。
強さを誇る装備
ワンダーウーマンの強さといえば目につくのがブレスレットと投げ縄が挙げられます。
まず腕に身に着けているブレスレット。
これは金属製でシリーズによって材質が異なります。
コミック初登場(1942年1月発刊)から身につけていたブレスレットは”アマゾニウム”というとても固い金属。
表紙からもわかるように、鉄砲の弾をいとも簡単に弾き返す。
一方、TVシリーズ(1975年~1979年)のダイアナが身に着けていた銀色のブレスレットは”フェミナム”と呼ばれています。
エイリアンの鉱石で出来ており、もちろんアマゾニウム同様の強度を誇る。
このフェミナムはTVシリーズのみ登場した貴重な材質なのです。
2017年に公開された映画・ワンダーウーマンでは、ブレスレットが突如爆発し周囲を吹き飛ばしていました。
これは映画だけに見られる現象のようなので、ブレスレットも時代と共に進化しているようです。
次に忘れてはならないのが投げ縄。
これは不滅と腐敗を表すフェスティアの投げ縄と呼ばれていて、女神アフロディーテの腰帯から作られた贈り物です。
まばゆい光を放ち、弾力性がありちぎれない頑丈な作りとなっています。
投げ縄同様、剣と盾も見逃せない。
剣は”アテナの剣”といい、ヘーパイストスによって鍛造され、原子から電子を取り出せるほどの鋭さとキレを持つ。
守りの要、盾は”イージスの盾”で古代ギリシャ文字が縁に刻まれ、セミッシラの象徴が描かれている。
性能としては、マシンガンの弾や迫撃砲を跳ね返す事が可能。
ここまでの装備があれば怖いもの無しといきたいところですが、実は意外な弱点もあるのです。
その弱点とは?
なんとブレスレットと投げ縄なのです。
え?、それらは強さを表すものではなかったの?・・・と思うかもしれませんが、弱点でもあったのです。
ブレスレットは先程のように弾を跳ね返せるのですが、同時に彼女の力を抑えるための役割もあるのです。
もしブレスレットが無ければ、彼女の有り余る力とスピードが暴発してしまい、収拾がつかなくなってしまいます。
制御不能に陥らないよう、ブレスレットをやむなく身につけているのです。
ある意味贅沢な弱点といえるのかもしれません。
もう一つの弱点なのが”投げ縄”です。
信じられないかもしれませんが、自分の投げ縄を奪われては捕まることが度々ありました。
自分の武器によってぐるぐる巻にされるなんて間抜けですが、これは事実。
投げ縄が弱点というより、ダイアナの天然な性格によるところが大きい。
弱点もそうですが、こうした危機を幾度と乗り越えてきた彼女は、全てにおいてワンダーだといえます。
まとめ
ワンダーウーマンは今ではベタな名前ですが、出始めた当時はスーパーマンの妹分みたいな扱いでしたね。
そしてギリシャ神話にまつわる装備をひっさげているあたり、DCコミックスらしい要素が沢山詰まったキャラといえます。
最初は何がワンダーなのか不明でしたが、誕生からはじまり強さ弱さ全てにおいて分かる気がしてきます。
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