キャプテンマーベルは女性として初めて主役となったヒーローです。
今ではそれが当たり前のものとして定着していますが、実は元々男だったというのをご存知でしょうか。
今でも十分男のような振る舞いなのに、男のキャプテンマーベルがいたの・・？
もしそれが事実ならすっかり女性キャラとして定着しているだけに、ショックは計り知れないものがあるでしょう。
そこで男版キャプテンマーベルについてまとめてみました。
男版キャプテンマーベル
キャプテンマーベルの原点は男だったのは紛れもない事実。
それは1968年に発行されたコミック”Captain Marvel #1”から始まります。
初代だけに緑と白のユニフォームカラーからして地味め。
名前もMarvelではなく”Mar-Vell” (人名はアトラス：Att-Lass)でした。
彼はクリー帝国のスパイとして地球を偵察しに来ましたが、やがては地球人に心を惹かれ気持ちに変化が起きます。
反対にクリー帝国を裏切ったことで死刑宣告も受けたりしましたが、命からがらに脱出。
その後は地球を守るために戦うヒーローとなりました。
70年代になると2代目のキャプテンマーベル、リック・ジョーンズという青年にバトンタッチすることになります。
特徴として両手首にはクリー帝国にあった「ネガ・バンド」を身に着け、初代Mar-Vellとテレパシー接触しつつ強靭な力を手に入れました。
飛行、エネルギー吸収・操作・攻撃、超感覚、テレポート等の能力を備えている。
一時期キャプテンアメリカやハルクと共にしていたことがあり、Mar-Vellの姿としては最大の宿敵・サノスと熾烈な戦いを繰り広げました。
キャロルとの関係
こうして2代目Mar-Vellは目覚ましい活躍をすることになるのですが、やがては終わりを迎えます。
それはヴィラン（悪役）のニトロと戦った際、神経ガスを受け致命的なガンに冒されてしまいました。
間もなくして病死して帰らぬ人に・・・。
引用：https://i.pinimg.com/originals/
その後、リックの恋人だったキャロル・ダンバースがその意志を引継ぎます。
名前もMar-VellからMs.マーベル、キャプテンマーベルへと続くことになるのです。
引用：https://www.wallpaperup.com/
最新ではまた代が移り変わり、パキスタン系アメリカ人の女子高生・カマラ・カーンがキャプテンマーベルを名乗り正義の為に頑張っています。
まとめ
キャプテンマーベルは最初男だったわけですが、初代はどことなく硬派さを感じさせます。
2代目はヤンキーのように頼りがいがあり、終わり方も哀愁さがありました。
そして女性のキャロルとなり、ムスリム系のキャプテンマーベル。
この移り変わりから、年代毎の時代背景を実直に反映しているようです。
今はLGBTの話題が度々持ち上がりますが、次のキャプテンマーベルもその様な感じになるのかもしれないですね。
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