エレメント系のヴィランやドロン!と地面から突如出現するミステリオ。
ファーフロムホームではCGの作り込みに思わず見とれてしまいます。
サンドマンの無数に吹き荒れる砂、モルテンマンの燃えたぎる炎、ハイドロマンの怒りに満ちた激水・・・どれをとっても息を呑む演出です。
あれは本当にCGなの?と言わんばかりの質感に、どのように作られているのか気になることろ。
そんなファーフロムホームのCGについて簡潔にまとめてみました。
ファーフロムホームのCG
ファーフロムホームのグラフィックはとても緻密に描かれていますよね。
その手法はVFXと呼ばれる視覚効果を駆使し、撮影した映像と合成することで本当に存在するかのように作り上げていきます。
実写にCGを重ねたものだと思っておきましょう。
最近の映画でしばしば採用されていて、ファーフロムホームもこのVFXの技術が活かされています。
今回の制作については、主に9ヶ所のスタジオが関わっています。(アルファベット順)
1.Framestore
イギリス・ロンドンに所在するVFX制作会社。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーの制作にも携わっています。
2.Image Engine
カナダのVFX制作会社。
視覚効果協会賞より多数のノミネートを受けている。
最近では”名探偵ピカチュウ”の制作にも関わっていました。
一番可愛い瞬間~心が溶けた♥#ピカチュウ #名探偵ピカチュウ pic.twitter.com/TRCZnS12zr
— ゆうじ (@yuuji3601) May 29, 2019
3.Industrial Light & Magic
スター・ウォーズでおなじみのジョージ・ルーカス監督が設立したアメリカのVFX制作会社。
ハルクを手がけていましたが凄くリアル過ぎ!
El sistema de captura para Hulk de Industrial Light & Magic se llamará "Muse" ¿Referencia al IMuse de LucasArts? 🙂 pic.twitter.com/N1WIwU9nDJ
— LuisMi Herrero (@SirArthur72) October 18, 2014
4.Luma Pictures
ロサンゼルスのVFX制作会社。
生物、環境周りの制作を得意としています。
あの史上最強のヴィラン・サノスもこちらで作られました。
5.Method Studios
ロサンゼルスの映像制作会社。
デッドプールのオープニングとエンディングはこちらのスタジオで制作されました。
#Deadpool2 dethrones #InfinityWar at the box office on its opening weekend. Rakes in $125 million domestically and over $300 million globally. pic.twitter.com/6wMJxTAykI
— Geek Bomb (@GeekBomb) May 21, 2018
6.Rising Sun Pictures
オーストラリアのVFX制作会社。
最近ではキャプテン・マーベルのエフェクトを手がけていたりします。
AWN NEWS: Rising Sun Pictures Springs into Action for ‘Captain Marvel’: Adelaide, South Australia-based studio delivers hundreds of complex VFX shots for the latest addition to the Marvel Cinematic Universe. https://t.co/qaYRU9o6Gm pic.twitter.com/W6SWcacK0o
— AWN (@ANIMATIONWorld) March 26, 2019
7.Scanline VFX
ドイツのVFX制作会社。
独自に流体シミュレーション・ツール”Flowline”を生み出し、水や炎のエフェクトを得意とするのが強み。
Watch Scanline VFX's new #VFXbreakdown reel of its amazing fluid #simulation work from #TombRaider, created using in-house tool #Flowline https://t.co/rKO1Bq94CF pic.twitter.com/YOvSeFI93v
— CG Channel (@theCGchannel) November 15, 2018
8.Sony Pictures Imageworks
ソニーグループの子会社でありアメリカのVFX制作会社。
配給元でもあるので、ファーフロムホームの多くの部分を手がけました。
9.Territory Studio
イギリスのVFX制作会社。
近年ではエンドゲームやパシフィック・リムのエフェクトを担当しています。
Territory Studio Reprises Cinema 4D Workflow in "Avengers: Endgame": The latest feature film from Marvel Studios, Avengers: Endgame, features more than 40 3D data screen graphics visualizations created by the Territory Studio… https://t.co/ezGBX9PqIL pic.twitter.com/qRZGzAhCjP
— SHOOTonline.com (@SHOOTonline) May 15, 2019
まとめ
ファーフロムホームのようなビッグタイトルは大掛かりになるため、分業で制作していました。
そしてこうした制作会社が他にも沢山存在します。
中にはPS4のゲームエフェクトに関わっているスタジオもありますから、デジタル先進国の底力を見せつけられた気分です。
今でも実物と見間違うほど綺麗なのにどこまでVFXの進化は広がっていくのでしょうか。
留まるところを知らないだけに、更なるリアルの追求には末恐ろしいものを感じてしまいますね。
CGについてはこちらもどうぞ!
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