「スパイダーマン:ファーフロムホーム」CGはどう制作されてる?

洋画

エレメント系のヴィランやドロン!と地面から突如出現するミステリオ。

ファーフロムホームではCGの作り込みに思わず見とれてしまいます。

 

サンドマンの無数に吹き荒れる砂、モルテンマンの燃えたぎる炎、ハイドロマンの怒りに満ちた激水・・・どれをとっても息を呑む演出です。

 

あれは本当にCGなの?と言わんばかりの質感に、どのように作られているのか気になることろ。

 

そんなファーフロムホームのCGについて簡潔にまとめてみました。

 

ファーフロムホームのCG

ファーフロムホームのグラフィックはとても緻密に描かれていますよね。

その手法はVFXと呼ばれる視覚効果を駆使し、撮影した映像と合成することで本当に存在するかのように作り上げていきます。

 

実写にCGを重ねたものだと思っておきましょう。

引用:https://pbs.twimg.com/

 

最近の映画でしばしば採用されていて、ファーフロムホームもこのVFXの技術が活かされています。

今回の制作については、主に9ヶ所のスタジオが関わっています。(アルファベット順)

 

 

1.Framestore

イギリス・ロンドンに所在するVFX制作会社。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーの制作にも携わっています。

 

 

2.Image Engine

カナダのVFX制作会社。

視覚効果協会賞より多数のノミネートを受けている。

最近では”名探偵ピカチュウ”の制作にも関わっていました。

 

 

3.Industrial Light & Magic

スター・ウォーズでおなじみのジョージ・ルーカス監督が設立したアメリカのVFX制作会社。

ハルクを手がけていましたが凄くリアル過ぎ!

 

 

4.Luma Pictures

ロサンゼルスのVFX制作会社。

生物、環境周りの制作を得意としています。

あの史上最強のヴィラン・サノスもこちらで作られました。

 

 

5.Method Studios

ロサンゼルスの映像制作会社。

デッドプールのオープニングとエンディングはこちらのスタジオで制作されました。

 

 

6.Rising Sun Pictures

オーストラリアのVFX制作会社。

最近ではキャプテン・マーベルのエフェクトを手がけていたりします。

 

 

7.Scanline VFX

ドイツのVFX制作会社。

独自に流体シミュレーション・ツール”Flowline”を生み出し、水や炎のエフェクトを得意とするのが強み。

 

 

8.Sony Pictures Imageworks

ソニーグループの子会社でありアメリカのVFX制作会社。

配給元でもあるので、ファーフロムホームの多くの部分を手がけました。

 

 

9.Territory Studio

イギリスのVFX制作会社。

近年ではエンドゲームやパシフィック・リムのエフェクトを担当しています。

 

まとめ

ファーフロムホームのようなビッグタイトルは大掛かりになるため、分業で制作していました。

そしてこうした制作会社が他にも沢山存在します。

 

中にはPS4のゲームエフェクトに関わっているスタジオもありますから、デジタル先進国の底力を見せつけられた気分です。

 

今でも実物と見間違うほど綺麗なのにどこまでVFXの進化は広がっていくのでしょうか。

 

留まるところを知らないだけに、更なるリアルの追求には末恐ろしいものを感じてしまいますね。

 

 

CGについてはこちらもどうぞ!

映画スパイダーバース:アニメ制作の流れや費用はどうだったの?

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