DCコミックスでおなじみのシャザムは6つの力で敵をバシバシ倒し、もはや向かう所敵なし状態。
同じくチートキャラで思い出されるのが、女性主人公キャロル・ダンバースのキャプテンマーベルです。
DCコミックスとマーベルはシリーズが違いますが、強さのインフレ率や衣裳のカラーリングはどこかそっくり。
もしかして二人は兄妹?、それとも恋人?
果たしてシャザムとキャプテンマーベルは何らの関係性があるのでしょうか?
なぜキャプテンマーベルが?
それを知るには、シャザムの初登場から始まります。
ということでシャザムこと、ビリー・バットソンがデビューしたのは1940年。
彼はキャプテンマーベルと呼ばれていました。
世界大戦真っ只中ということで、歴史あるヒーローだったんですね。
当時はDCコミックスではなく、フォーセットコミックという出版社がキャプテンマーベルとして販売。
ところが、DCコミックス側がスーパーマンの車投げシーンに酷似していると訴え、フォーセットコミックは1952年に出版停止となってしまいました。
しばらくしてマーベルコミックが名前の使用権を獲得し、全く新しいキャプテンマーベルとして動き出すことになります。
1970年代になると、今度はDCコミックスがキャプテンマーベルの使用計画を立て始めることに。
が、時既に遅しでやむを得ず”シャザム”という名前に変更したわけです。
こうして2人は版権争いという大人の事情に翻弄されてしまったわけで、悲しい過去を背負ったヒーローといえるでしょう。
この一連の流れからシャザムはキャプテンマーベルでもあり、どちらの呼称でも構わないことになります。
シャザムは家族がいた!
実はシャザムには家族がいました。
とはいっても出版停止がなされるまでの短い期間でしたが・・・。
その家族というのは友人のキャプテンマーベルJr、妹のメアリー・マーベル、叔父のアンクル・マーベルです。
いずれも「シャザム」の合言葉で変身!
実際はキャプテンマーベルJrとメアリーマーベルの3人で登場することが多く、当時のキャプテンマーベルはこれが定番。
キャプテンマーベルJr
引用:https://www.actionfigurepics.com/
本名はフレデリック・フレディ・フリーマンで、キャプテンマーベルの中で唯一青色のスーツ姿。
Jrと付くものの、キャプテンマーベルと同じ力・能力を有します。
普段の生活では運動障害により、常に1本の松葉杖をついている。
メアリー・マーベル
本名はメアリー・バットソン。
メアリーはフレディと共にビリーが主催するゲームショーに参加していました。
そこへ突然強盗集団が乱入し、ビリーとフレディは人質になってしまいます。
慌てたメアリーはビリーの名を叫ぶと、初めてメアリー・マーベルの姿へと変身しました。
彼女は二人と少し違った6つの力を有している。
Selena(月の女神)…Grace(優雅)
Hippolya(女王アマゾーン)…Strength(力)
Ariadne(女神アリアドネー)…Skill(技能)
Zephyrus(西風の神ゼピュロス)…Fleetness(素早さ)
Aurora(女神アウローラ)…Beauty(美)
Minerva(女神ミネルウァ)…Wisdom(知恵)
参考:シャザムの名前の由来とは?実はこんな意味が込められていた!
メアリーの存在はワンダーウーマンの流れから誕生し、後にブラックキャットをヒット作へと押し上げます。
メアリーの容姿や性能からして、現在の女性キャプテンマーベルにも何らかの影響を与えているに違いありません。
こうして出版停止以降は一家離散してしまいましたが、シャザムの大切な思い出の1ページとなっていることでしょう。
まとめ
シャザムは元々キャプテンマーベルでしたし、今ではキャロルがキャプテンマーベルということで、まるで友達以上恋人未満のような関係でしょうか。
遠い昔に版権問題がありましたが、こうしてシリーズの垣根を越え共存しているのは、きっと何かの強い縁で結ばれている気がします。
いつしかシャザムとキャロルの共演する作品が出てくることを願いたいものですね。
キャプテンマーベルについてはコチラをどうぞ!
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