一男は3000万円という借金を抱えたまま、図書館司書をしながらパン工場でも働いている。
このような実情があって、悲劇の主人公として描かれています。
それがある日突然、宝くじで3億円が当たったことにより生活が劇的に変化するのは既にご存知の通り。
しかし、これがもし宝くじで何も当たらなければどうなっていたのでしょうか。
そこで一男が地道に働いていたなら、何年で借金が終わるのかについて考えてみました。
一男が地道に返すとどうなる?
それでは3億円が当たることなく過ごしていたらどうなっていたのでしょうか。
一男のプロフィールによると、図書館司書とパン工場で夜中まで働く二重生活を送っているとあります。
兄が3000万円の借金を残して失踪とありますからさあ大変。
さて、ここで図書館司書とパン工場の年収を考えてみます。
一男は万左子とまどかを養いながらということで正規職なのでしょう。
引用:https://movie.jorudan.co.jp/
その図書館司書の平均年収は大体300万円以上400万円未満。
もし年収を丸ごと借金に充てても最低10年はかかります。
では現実味を持たせて、給料の中から少しずつ返済することを考えてみます。
毎月3万円ずつ返済するとすれば83年弱となってしまいこれではとても返せません。
もう少し返済額を上げたとしても、5万円で50年、10万円で25年かかってしまいます。
それを補う為に夜のパン工場というわけですが、求職サイトによるとパン工場の時給は東京都で1100円とありました。
仮に週5日4時間働き詰めだったとしても月に2万2千円の収入です。
先程の5万円と合わせて返済なら34年弱、10万円なら20年弱と返済の労力は劇的には変わりません。
この現実から一男が宝くじにすがってしまうのも無理はないです。
まとめ
一男が3000万円の借金を返すというのは、これほど年月がかかるものとは予想できたでしょうか?
『億男』から借金の残酷さ、3億円を当てたことによる人の変わりよう、
お金とは何なのか等、お金に対する色々なメッセージを受け取ることが出来ます。
佐藤健さんの演技にも注目しながら、お金についてじっくり考えてみるのもいいですね。
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