『スパイダーバース』ノワールがカッコいい!黒ずくめなのは?

洋画

ヒットマンを連想させる出で立ち。

闇の中に紛れながら、さっそうと空中を駆け巡る。

スパイダーバースでは、黒がシンボルカラーの”ノワール”というクールなキャラが出てきます。

引用:https://i.pinimg.com/

 

まるでブラックホールのように暗闇感たっぷりなノワールとは、どのようなキャラなのでしょうか。

 

ここではそんなノワールについてみていきましょう。

 

ノワールとは?

全体が黒に包まれたノワール、その名称はスパイダーマン・ノワールで、中身はピーター・パーカーになります。

職業はレポーター。

 

※コミックSpider-Man Noir #1(2008)の表紙。

引用:https://pbs.twimg.com/

 

えっ?、ピーター・パーカーはスパイダーマンの主人公なのでは?

そう思いたいところですが、実はノワールもピーター・パーカーなのです。

 

それはなぜかといえば、ノワールは1930年代版のピーター・パーカーという設定。

その当時は暗黒の木曜日と呼ばれたウォール街大暴落が起き世界恐慌の真っ只中でした。

そうした時代背景の元に誕生したスパイダーマンということになります。

 

 

ノワールに変身したきっかけは、犯行現場を目撃したことから始まります。

 

ピーターは窃盗最中の骨董品が積み下ろしされているのを確認。

その骨董品の中には蜘蛛の像があったわけですが、犯人達の不手際で壊してしまいます。

 

するとその像の中からは毒蜘蛛の大群が放たれ、内一匹がパーカーに噛み付いたのです。

その蜘蛛はやはり放射線を浴びていました。

引用:https://i.pinimg.com/

 

しばらくするとピーターは、スピードや俊敏さといった蜘蛛の持つ特徴を手に入れ、スパイダーマンとしてデビューすることになったのです。

ユニフォームは、彼の叔父が第一次世界大戦時に使用していた飛行士の服装をベースに作成されました。

 

ちなみにノワール(noir)という名前はフランス語で、(暗)黒や正体不明という意味があります。

ノワールはそんな時代のカラーを背負いながら、ニューヨークを舞台に戦うことになったのです。

 

身に付けているものは?

ノワールはレポーターということで、大戦当時のファッションを意識した格好をしています。

 

服装はトレンチコートにフェドラハット(帽子)、ホルスター付ベルト、パイロットゴーグルが基本。

引用:https://i.imgur.com/

 

愛用の武器は二丁の拳銃(S&W M10)と、サブマシンガン(トンプソン M1927)。

2つの武器を巧みに使い分けながら敵を葬り去ります!

引用:https://i.pinimg.com/

 

服装から武器まで当時の特徴を取り入れている点で、まさにクラシックスタイルなスパイダーマンといえますね。

 

ヴォイスは誰だ!?

狙った獲物は逃さねえ!!

・・・そんなセリフが似合うノワール。

 

米国版ノワールのヴォイスはあの怪優、ニコラス・ケイジが担当しています。

動画ではモノトーンで表現されており、ニコラス・ケイジのヴォイスに合わせて動くノワールがとても格好良いです。

 

日本語版に関しては1月現在はまだ決まっていません。

俳優の吉田鋼太郎さんあたりだとはまり役かも。

 

まとめ

ノワールは大戦期の世界からタイムスリップしてきたスパイダーマンです。

世界恐慌、第一次・二次世界大戦、当時は暗黒の時代でしたから、ノワールはそんな世相を体現したキャラだといえます。

 

ヒーローとなり、持ち前のストイックさで巨悪に立ち向かうノワール。

それはあの時代を繰り返すなという、メッセージ性も込めて生み出されたスパイダーマンなのかもしれない。

コメント

  1. […] いえば、ヴェノム、マイルズ版スパイダーマンが思いつきますが、これはおそらくスパイダーマンノワールにインスパイアされたステルススーツ。スーツづくりが趣味のトニーが生前に残 […]