ワンダーウーマンこと、ダイアナ・プリンスは映画化され、剣闘士のコスチュームが凛々しいですね。
ところがこの衣装はデビュー当時から大きくかけ離れているのです。
実はここに至るまで相当の変化を繰り返しているのをご存知でしょうか。
TVシリーズ版のリンダ・カーター演じるワンダーウーマンも、数多くあるスーツの中の1つに過ぎません。
ダイアナはファッションにもうるさいのか、常に時代に合わせてきました。
ここではスーツコレクション、そして新作映画のスーツについて紹介します。
ワンダーウーマン・スーツの歴史
ダイアナはとてもオシャレ好き。
それも半世紀以上前から飽きることなく、少しずつ服の形やデザイン、髪型を変えているのです。
1941年の開始から現在へとかなり変化しているのがわかります。
1941:ハクトウワシのマークに星の縞模様をあしらっていました。
1942:タイトなショートパンツへと変更。
1949:足の部分をギリシャの剣闘士風にアレンジされました。
1959:1949年を踏襲しつつもパンプスに変更されています。
1969:ブリーフ、赤いブーツとプロレスラーを意識した格好に。
1972:1969年のマイナーチェンジとしてベルトが金色、青いブレスレットに変更。
1974:TV用映画の服装。キャシー・リー・クロスビー主演で大幅なイメチェン。
1975:TVシリーズのスーツ。リンダ・カーター主演で40年代のコミックを再現。
1977:同じくTVシリーズ第二シーズンでの服装。ワシ絵柄とパンツを短めに変更。
1982:胸のマークがロゴマークに。ここから現在のワンダーウーマン像が定着しました。
1987:髪の毛が一気に長くなりベルトとティアラの形が変わっていきました。
1994:コミックの売上が落ちていき、苦肉の策としてブリーフのアングルを鋭くしています。
1995:1974年の様にガラッと変更。しかし周囲からは不評のようでした。
1995:ブレスレットを長く、ドレスのデザインを大幅に変えています。
1998:1970年代に回帰。この時ブーツが緩くなり論争となりました。
2006:ブーツが元に修正され、胸のマークとベルトがWWを形どったデザインとなります。
2010:レギンス風の格好が大不評に。一部のフェミニストから嫌われてしまいました。
2011:クラッシク調でブラックなワンダーウーマンとなりました。
2015:王女から女王になるのをイメージし服装が豪華になりました。
2015:若い女性にも興味を持ってもらうためにデザインされた服装のようです。
2016:映画でお馴染みの服装ですね。イメージはギリシャの剣闘士。
服装・髪型といい、当時のファッションが反映されています。
ダイアナはDCコミックスのファッションリーダー的存在だったといえますね。
次回作のスーツは?
2020年6月5日に新たなワンダーウーマンが公開されます。
その名も『ワンダーウーマン 1984』。
1984とあるので、1984年のスーツを意識してる?と思いたいところ。
ですが、公開されるのは1982年と1987年を足して2で割ったわけでもなく、ゴールド装飾というとんでもない格好。
これ、もしかして小宇宙を感じるあの星座漫画をそのまま持ってきた?
と思いたいところですが、実はこちらもコミックからの起用なんです。
これが最新作映画のモデルとされる、原作コミック(Wonder Woman Vol 2 #144)からの衣装。
このピッカピカで重厚な衣装はアマゾン族に伝わる鎧で、ワシを形どったヘルメットに翼が備わっています。
ただ特筆すべき機能等はなく、あくまでも着用者を保護するだけの役目でした。
映画ではどのような形で登場するのか不明ですが、情報筋によれば特別な機能を追加し、強敵に向けて強化された特別仕様になるとのこと。
ゴールドで独特の存在感を放っていますから、前作以上の盛り上がりが予想されます。
まとめ
ワンダーウーマンに出てくるスーツは実に多彩でした。
デビューあたりだと今では古臭いですが、当時の流行ファッションはあのような感じでした。
そしてアイコン的なワンダーウーマンは1970年~1980年代辺りではないでしょうか。
もうTVシリーズで一躍人気になりましたし、赤色のドレスに星柄の青パンツはすっかりトレードマークみたいなものです。
次回の映画ではこれまでとは一線を画したゴールドアーマーが登場しますが、
一体どこまでバリエーションは広がるのでしょうか。
スーツも年々ワンダーに変化しているだけに目が離せないですね。
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