少年の心を持つヒーロー・シャザム!
彼を真っ先に特徴づけるものといえば、胸の中央で金色に輝き続ける稲妻マーク。
同じくDCコミックスの看板ヒーロー、スーパーマンは頭文字”S”のシンボルマークで、
投げつけて敵を包み込み動けなくする機能があります。
それではシャザムの稲妻マークはどうなのでしょうか。
これからマークが生まれたワケや、秘められた効果などについて解き放つことにしましょう。
なぜ稲妻マークなのか?
その始まりはコミック創刊時にさかのぼります。
出版社のフォーセットコミックが、”フラッシュ・コミックス(Flash Comics)”という名前の漫画を創刊する際、相応しいヒーローを欲していました。
そこで考え出されたのが、『キャプテン・サンダー(Captain Thunder)』というヒーローで、シャザムの原型に相当します。
そしてその段階から6つの力を持つ性質は既に備わっており、「シャザム!」と唱えれば雲が裂け瞬く間にビリー・バットソン少年が大変身。
こうしてキャプテンサンダーが誕生したわけです。
あの稲妻マークについては、ゼウス神によるところが大きい。
地上で呪文を唱えた瞬間、ゼウス神はバケツに入った沢山の稲妻ステックから1本を取り出し命中させます。
こうした仕組みによって、いつでも変身可能となっているのです。
ところで何故今はキャプテン・サンダーと呼ばれていないのでしょうか。
その理由として”フラッシュ・コミックス”と、”スリル・コミックス(Thrill Comics)”の2つの漫画で出版していました。
しかし、キャプテン・サンダーの名前と共に商標関係の問題から、使用不可になったからです。
結果として、フラッシュコミックスは”Whiz Comics”に、キャプテンサンダーがキャプテンマーベラス(Captain Marvelous)に変更されました。
そこから更に短縮され、キャプテン・マーベル(Captain Marvel)へと至ります。
稲妻マークの特徴
稲妻マークはただの飾りではありません。
性能についてはなんと60京メガボルト以上もの電圧が蓄えられているといいます。
そしてエネルギー量は、地球上のあらゆる雷雨を寄せ集めた以上にも相当するのです。
攻撃はこのように魔法の雷を発生させ相手を一気にノックアウト。
シャザムの稲妻パワーはあのスーパーマンでも侮れない!
引用:https://static.comicvine.com/
しかしながら欠点もあり、パワーが減っていくと元のバットソン少年の姿に戻ってしまいます。
その時はまたゼウス神によって稲妻スティックを投げてもらい、稲妻燃料を補給しなければならないようです。
映画のマークについて
シャザムが映画化されることになりました。
実写にもかかわらず、稲妻マークの再現性はよく出来ています。
もうピッカピカにまばゆく光っていて、今にもエネルギーが溢れんばかりです。
この光はLEDを埋め込んでいるわけではなく、CGを駆使した特殊効果によるもの。
制作過程による絵コンテも公開されています。
OTHER: ‘Shazam!’ storyboards via David Sandberg from DC_Cinematic
なので映画ではこのような放電効果もあることから、稲妻マーク辺りは色々手が加えられているというわけですね。
まとめ
ここまで稲妻マークの成り立ちや特徴についてお伝えしました。
シャザムは広義に言えば子供の魔法使いのようなもの。
ゼウス神から変身の素を与えてもらわないといけないわけで、
その辺りは親が子供に何かを与える関係と似ている気がします。
映画の方も稲妻マークがキラキラしててかっこいいし、子供にも人気が出そうな予感。
キャラも相まって親子でも楽しめる作品ですね。
※キャプテン・マーベルの名前変更についてはこちらをどうぞ
コメント