「ウィーアーリトルゾンビーズ」の元ネタは平成文化の集大成だ!

邦画

6月14日公開予定の「ウィーアーリトルゾンビーズ」。

4人の子供達が火葬場での出会いをきっかけに、バンド「リトルゾンビーズ」を結成し成長していく物語。

 

サンダンス映画祭、ベルリン国際映画祭で受賞に輝いた異色作として、

クセとアクのある物語の展開、ピカピカ・ピコピコ演出が独特な世界を作り上げている。

その1

 

その2

 

ドット絵や電子音、どこか懐かしさを感じてしまいますね。

そしてこの2つの映像からは、おや?と思わせるようなものがあることに気付いたかもしれません。

 

そこで、「ウィーアーリトルゾンビーズ」の元ネタになっているものを、独自の視点も含め解き明かしていきたいと思います。

 

元ネタは何なのか?

もうすぐ平成も終わり令和に変わろうとしています。

そこで長久監督は作品全体を平成の文化と銘打ち、集大成として世に送り出しました。

ここからは平成時代にまつわる、どんな元ネタ要素があるのかを見ていきます。

 

 

◆広告◆

特徴ある主人公・ヒカリのメガネとおかっぱ頭。

どこかで見たことはないでしょうか。

 

そう、それは”いとうせいこう氏”が若かりし頃に出演し、16bitをウリにしたメガドライブのCMです。

1988年10月に発売され、平成の幕開けに合わせ放送されていました。

格好や雰囲気が主人公にそっくりですね。

引用:https://image.itmedia.co.jp/

衝撃の16bit機発売から時を経て令和の幕開け。

偶然の巡り合わせなのか、いとうせいこう氏はなんと今作の映画に出演します。

 

 

◆デザイン・CG◆

タイトルロゴにチカチカ・ドロドロした背景。

ドット絵で構成されているのですが、実にメガドライブテイストなグラフィックです。

先程の広告同様、デザインもメガドライブに合わせたのでしょうか。

引用:https://pbs.twimg.com/

 

 

◆衣装◆

平成の代表的衣装といえば、バブル時代が挙げられます。

ド派手で少しケバい?のが特徴で、見た目が実にバブリーでした。

4人の衣装はバブルの華やかさをイメージしたのかな。

引用:https://pbs.twimg.com/

 

 

◆こども◆

平成時代のこどもにまるわる出来事といえば、貧困化やいじめ・虐待といった負の部分が目立ちました。

作品に登場する4人の子供たち、両親のお葬式、まるで負の平成を表現しているかのようです。

 

 

◆社会問題◆

作品に登場する沢山のゴミ、ゴミ、ゴミ。

ゴミ袋がこれでもかと山積みです。

平成の社会問題でいうところの、ゴミ屋敷問題を反映したものだと思われます。

引用:https://pbs.twimg.com/

 

 

◆音楽◆

長久監督がリスペクトしたとされる電気グルーヴ。

3枚目シングル『N.O.』が元ネタとなり、リトルゾンビーズのテーマ曲が生まれました。

 

※テーマ曲についての記事はこちら

ウィーアーリトルゾンビーズのテーマ曲がピコピカッ!使用機材は?

 

 

◆サウンド◆

いたる所で流れていた8bitの電子音は、すっかりお馴染みのファミコンから。

昭和のゲーム機ですが、実は平成6年までソフト(最後のタイトルは高橋名人の冒険島IV)が発売されていたのです。

 

それに平成5年はニューファミコン、平成28年はニンテンドークラシックミニと、

平成始めから終わりまで何かとファミコンは大人気でした。

それを思えば、ピコピコ音は平成ゆかりのサウンドといえるでしょう。

 

 

◆ゲーム◆

予告編その2ではテレビ横にロボットが置いてありましたが、その正体はジャイロセットのファミコンロボ。

0:45辺りに映っていたのYOU LOSE画面は初代ストⅡ、リュウとケンの勝敗結果が元ネタです。

 

ヒカリの所持していた光るゲーム機は「ポケゲ」という名前。

平成元年に発売されたゲームボーイにそっくりです!

 

余談ですが、ポケゲで遊ぶヒカルの背後にある絵画は、16世紀の画家・ブリューゲル作『子供の遊戯』になります。

 

 

◆映画◆

最後は映画ということで長久監督自身についてです。

元ネタはアメリカのラッパー”スヌープ・ドッグ”で、活動開始したのは1992年(平成4年)

監督もまた、自らの体を張り平成を体現していたことになります。

 

ここまで紹介したのはほんの一部で、他にも隠された元ネタが眠っているはず。

個々人で探してみると色々な気づきがあるもので、映画の楽しみ方はもっと広がることでしょう。

 

まとめ

ウィーアーリトルゾンビーズには平成にまつわる元ネタが沢山詰め込まれていました。

まさに平成の集大成、平成の芸術集といえる映画です。

 

平成から令和へ・・。

そんな時代の変わり目だからこそ、平成の思い出として観ておきたいものですね。

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